賃貸経営管理士は賃貸経営に役立つ?投資家が実務で必要な知識とは

不動産関係の資格の一つに、「賃貸経営管理士」というものがあります。

この資格を取得するのは主に、不動産管理会社の従業員などですが、不動産投資家や、物件オーナーが取得することも多くなっています。その背景には、オーナー自身が「管理会社がどのようなことをするのか知っておいたほうが良い」と考えているからでしょう。

私は「賃貸経営管理士」の資格を取ることに関しては、投資家としては必須だとは考えていません。しかし、勉強する価値はあると思います。なぜなら、不動産投資家は「不動産賃貸業の経営者」であり、様々な知識が求められるからです。実際、そうした知識の差が、数十万、数百万円の利益の差になることもあります。

とはいえ、不動産投資家として深く勉強するには、「賃貸経営管理士」の勉強だけでは足りません。投資家として不動産賃貸業を運営するには様々な知識が求められるので、きちんとステップを踏んで勉強をしたほうが効果的です。

そこで当記事では、

  1. 賃貸経営管理士とはどういった資格なのか?
  2. 賃貸経営管理士で学ぶジャンル
  3. 不動産投資家に求められる勉強の範囲

を解説していきます。 そして、どのように勉強をしていけばより「不動産投資家として必要な知識を身につけられるのか?」を解説していきます。

この記事を読めば、不動産投資家として必要な勉強法のステップを学ぶことが出来るでしょう。

1.賃貸経営管理士とは?

賃貸経営管理士とは?

1-1.資格の概要

賃貸経営管理士は、正確には「賃貸不動産経営管理士」と呼びますが、当記事では一貫して「賃貸経営管理士」と表記いたします。

賃貸経営管理士は、賃貸住宅の管理に関する知識や技能を有する専門家です。しかし単に管理すればよいというものではなく、入居者が安心して生活できる環境作りも求められています。ですから専門知識だけでなく、倫理観も必要とする資格です。

同資格は、国土交通省が告示している「賃貸住宅管理業者登録制度」において、賃貸住宅の借主・貸主の利益保護やトラブル防止などの役割が期待されています。しかし、現時点では国家資格ではありません

1-2.合格率などの統計情報

合格者は、現時点で3万人を超えています。 また平成29年度の受験者数は、1万6624人以上で、合格者は8033名。合格率は48.3%ですので、難しい試験と言えるでしょう。 最年少合格者は15歳、最高齢合格者は80歳と、幅広い年齢の方が受験されています。

2.賃貸経営管理士に必要な分野

賃貸経営管理士に必要な分野

賃貸経営管理士の業務範囲は以下の通りです。

  1. 管理業務受託契約
  2. 入居者の募集から契約までの一連の業務
  3. 維持管理、法的点検、クレーム対応、契約更新などの契約期間中の管理業務
  4. 退居立ち合い、原状回復、空室の維持管理などの契約終了時の管理業務
  5. 管理業務報告、節税や相続などの相談に対する支援業務

このように、賃貸経営管理士の業務は様々な分野に関わるため、幅広い知識が求められています

3.不動産投資で知識が必要な分野

不動産投資で知識が必要な分野

不動産投資家は実際のところ、「不動産賃貸業の経営者」でもあります。不動産投資家として成功するためには、様々な知識が求められます。よって、「賃貸経営管理士」以上の深い勉強が必要です。

そこでこのセクションでは、不動産投資家にはどんな知識が求められるかについてお伝えいたします。

3-1.基本的に身に着けるべき4ジャンルの知識

不動産投資には、基本的に以下の4ジャンルの知識をバランスよく身に着ける必要があります。

  • 1.購入・投資法に関する知識
  • 2.不動産取引全般に関する知識
  • 3.管理・運営に関する知識
  • 4.税務に関する知識

「なぜ、税務の知識が必要なのか?」と思われるかも知れません。実は、不動産投資で利益を出すには、減価償却などの税務上の知識が必要になるからです。ですから、こうした知識も身に着けなければなりません。

3-2.大規模な投資を目指す人が必要とする知識

大きな規模で投資することを考えている方は、先の4ジャンルに加えて、以下の知識を身に着けておく必要があります。

  • 1.法人化に関する知識
  • 2.ファイナンスに関する知識

投資規模を拡大するためには、早期に法人を設立する必要があります。そこで、「月間100万円以上のキャッシュフローを得たい」という方は、必ず勉強しておきましょう。

3-3.現場も回りましょう

先の3-1と、3-2でお伝えしたジャンルの知識は、基本的に本を読むことで得られます。ぜひ、50冊以上、できれば100冊以上の本を読みましょう。

各ジャンルのお勧めの本については、以下の記事を参照して下さい。
現役不動産投資家が教える!不動産投資で不可欠な4ジャンルと必読本

しかし、読書などの座学だけではどうしても限界があります。そこで、現場を実際に回って知識を高める努力も欠かせません。ぜひ、以下の現場にも足を運びましょう。

  • 物件見学を20件以上こなす(自分なりの基準作りや、相場観をつかむため)
  • 銀行に10行以上訪問する(自分の属性であれば、どの銀行でローンを組めるのか?など、銀行融資についての知識を高めるため)

4.勉強したことを活かすために

勉強したことを活かすために

冒頭でもお伝えしましたように、不動産投資家には「賃貸経営管理士」の資格は必須ではないと私は考えています。しかし、勉強する価値はあると思います。

例えば、教科書や問題集などを勉強することによって、管理会社に求められていることが分かります。そうした知識を身につければ、自身が物件の管理を行う場合や、委託する場合にどのように運営をしていくかを把握することができます。

また、管理会社に委託する場合も、その会社がしっかりと管理をしてくれているかの判断基準にもなるでしょう。

ただし、賃貸経営管理士の勉強内容は、どちらかというと「広く浅く」といったイメージです。一方、不動産投資家には「広く深く」勉強していくことが必要です。様々なジャンルの知識を、深く身に着けなければなりません。ですから、一度勉強したらおしまいではなく、継続的に知識を深めていく努力が欠かせません

不動産投資家として成功するための具体的な勉強法については、ぜひ以下の記事を参照してください。
これだけやればOK!不動産投資3ステップ勉強法&高レベル勉強法」

5.まとめ

賃貸経営管理士(賃貸不動産経営管理士)は、賃貸住宅の管理に関する知識や技能を有する専門家であり、借主・貸主の利益保護やトラブル防止などの役割が期待されています。ただし、国家資格ではありません

同資格は、様々な業務に関わるため、知識も幅広く身に着けなければなりません

不動産投資家が賃貸経営管理士について勉強すると、管理業務に関する知識を身に着けることができます。こうした知識は、自分が管理業務を行う場合だけでなく、管理会社に委託した場合に、その会社がしっかりと管理業務を行っているかどうかの判断基準となるでしょう。

しかし不動産投資家が成功するためには、賃貸経営管理士以上に幅広いジャンルの知識を、より深く身に着ける必要があります。そこで、当記事でお伝えしたジャンルの知識をぜひ身に着けてください。

また、不動産投資家は一度勉強したらおしまいではなく、継続的に知識を深めていく努力を続けましょう。

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