中古戸建て購入に必要な諸費用とは?金額は?いつ払う?13種類を解説

中古の戸建てを購入する場合、いつまでにいくら用意しておけば良いのでしょうか?金額が大きいだけに、必要な時に必要な資金が用意できなければ目も当てられない状況になってしまいます。

この記事では、中古戸建住宅を購入する際にかかる費用を具体的に解説していきます。

なお、以下の記事では物件の購入前におさえておきたい地盤調査について解説しております。こちらもご参考ください。

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1.中古の戸建てを購入する際の手続きと費用

中古の戸建てを購入する際の手続きと費用

中古の戸建てを購入する場合は、すぐに現金が必要になります。それは売買契約時に支払わなければならない費用があるからです。

1-1.売買契約時の手続きと費用

売買契約時に支払わなければならないのは「手付金」と「売買契約時の購入諸費用」です。ここから、それぞれについて説明していきます。

  • ・手付金
  • 売買契約時に支払わなければならない手付金の目安は、代金の10%程度となっています。

ただ、これは売主と買主の合意によって決まるため、額が変わる場合もあります。手付金は売買代金の一部となりますが、売買契約から引き渡しの間に買主の都合でキャンセルされた場合は、手付金は戻って来ずに売主のものになります。

また、売主の都合で売買契約をキャンセルする場合は、手付金の2倍の金額を買主に支払わなければなりません。

  • ・売買契約時の購入諸費用
  • この段階で支払わなくてはならない諸費用は「印紙税」と「仲介手数料の半金」になります。

「印紙税」は、売買契約書に収入印紙を貼って納める税金で、税額は売買代金によって変わってきます(物件価格が1000万円~5000万円の場合だと1万円)。

「仲介手数料の半金」は、中古住宅は一般的に売買代金の3.3%+6.6万円(10%の税込)を上限として仲介会社に支払うものです。この仲介手数料は一度に払われるわけではなくて、契約時と残金決済時に半分ずつ支払われることが多いです。

1-2.引き渡しまでの手続きと費用

引き渡しまでにかかる費用としては、「残金決済」「引き渡しまでの購入諸費用」があります。

  • ・残金決済
  • 残金とは、売買代金から手付金を引いた額のことです。これを引き渡しの直前に指定された口座に振り込むのが、基本的な取引方法となります。また、売主と買主の合意で、残金の一部を中間金として早い時期に支払うというケースもあります。
  • ・引き渡しまでの購入諸費用
  • 引き渡しまでに支払う購入諸費用は「印紙税」「登記費用」「ローン借入費用」「仲介手数料の半金」「税金などの清算金」になります。

「印紙税」は、ローン契約時のもので、ローン契約書に収入印紙を貼って税金を納めます。税額は借入額によって変わってきます(1000万円~5000万円だと2万円)

「登記費用」は、所有権の移転登記や抵当権設定登記の際に必要な、登録免許税や登記を実際に行う司法書士の報酬などを指します。「ローン借入費用」は、事務手数料や保証料、火災保険料などのことを指します。

「仲介手数料の半金」は、売買契約時に支払ったものの残り半分になります。尚、リフォーム済みの中古物件を不動産会社から直接購入した場合は、仲介手数料はかかりません。

「税金などの清算金」は、毎年かかっている固定資産税や都市計画税の日割りした金額を売主に支払う分の費用を指します。

これ以外の日割りで支払うケースとしては、地代や私道負担金などを払う場合があります。

1-3.引き渡し後の手続きと費用

引き渡し後にかかってくる費用としては「入居費用」「不動産取得税」「リフォーム費用」があります。

「入居費用」は、引っ越し代や家具購入費用などのことです。「不動産取得税」は、建物や土地を取得した際にかかってくる税金です。引き渡しの半年~1年半後に納税通知書が送られてきます。

この税金に関しては、一定の条件を満たす中古住宅は軽減措置が受けられるため、不動産会社や都道府県の担当に問い合わせてみましょう。

「リフォーム費用」は、中古物件をリフォームする場合に必要になってくる費用です。

2.住宅購入の際にかかる諸費用は具体的にどのくらいかかるのか?

住宅購入の際にかかる諸費用は具体的にどのくらいかかるのか?

中古戸建て住宅を購入する際には、物件価格のみに注目してしまいがちです。しかし、実際は仲介手数料や登記費用などといった諸費用もかかってきます

これらの諸費用は決して少なくない金額が必要になってきますので、具体的にどのくらいの金額を用意しなければならないか押さえておく必要があります。

2-1.3000万円で物件を購入した場合の諸費用をシミュレーション

ここからは、3000万円で物件を購入した場合の諸費用をシミュレーションしてみます。

  • ・「売買契約時」に印紙代1万円と仲介手数料が96万円(税抜、税込みの場合105.6万円)。
  • ・「引き渡しまで」に印紙代2万円と融資事務手数料が3万円。ローンの保証料が60万円、抵当権設定登記が15万円、火災保険料が20万円かかってきます。
  • ・「引き渡し後」に所有権移転登記で59万円の費用がかかります。
  • ・これらを合計して、必要な諸費用は265.6万円になります。

2-2.諸費用込みでローンを組むことは可能なのか?

物件価格の10%ほどかかる諸費用ですが、最近では諸費用分を借りることができる「諸費用ローン」も登場しています。

金融機関によっては広範な諸費用を借りることができますので、まずは相談してみましょう。

2-3.中古戸建ての諸費用が新築よりも高くなる理由

中古戸建てを購入する場合に留意しなければならないのが、新築よりも諸費用が高くなるという点です。これは、中古戸建ての費用には「仲介手数料」が必要となるからです。

結果として、中古戸建てを購入する場合は、物件価格の約1割が諸費用として必要になってきます。

3.中古戸建てにかかる手数料を引き下げる方法

中古戸建てにかかる手数料を引き下げる方法

中古戸建てを購入する場合に、手数料にかかってくる費用は決して無視できるものではありません。比較検討して、なるべく手数料がかからない方法を模索していきましょう。

まず、仲介業者を探す際は複数の会社の見積もりをチェックするようにしましょう。

仲介業者は基本的に、仲介手数料に加えて、ローンの紹介や火災保険料からも収益を上げようとしてきます。最近では、手数料は売主から取って、仲介手数料を0に近づける努力をしている業者も現れ始めているので、自身で良い業者を見つけていくようにしましょう。

4.まとめ

中古の戸建てを購入する場合に重要なことは「事前準備」です。

購入前に費用などの様々なことを学んでおくことで、効率的に手続きを進めていく事ができ、売主・買主の双方にとってメリットになります。中古戸建ての購入を検討している人は参考にしていただけたらと思います。

物件の購入までにおさえておきたい地盤調査については以下の記事で詳しく解説しておりますので、こちらもぜひご一読ください。

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