銀行より審査が通りやすい!?日本政策金融公庫について解説

不動産を購入しようとする場合は、多額の費用が必要になります。この費用を自分だけで用意するとなると、一般的な収入の人にとっては非常に困難です。 そのため、不動産投資やマイホームの購入を行う際には、銀行などでローンを組む必要が出てきます。ローンを組む前には審査がありますが、その審査に落ちてしまった場合、お金を借りることができなくなってしまいます。ですのでなるべく審査に通りやすい金融機関と傾向を知っておきたいものです。 そこでこの記事では、銀行よりも審査が通りやすいと言われる「日本政策金融公庫」について解説していきます。

日本政策金融公庫とは?

日本政策金融公庫

日本政策金融公庫は、2008年に複数の政府系金融機関が統合してできた「国の金融機関」となります。全額、政府が出資しているため非常に高い信頼性があります。 そして、日本政策金融公庫は、経済的な利益を得ることではなく、日本全体の経済の活性化を目的としています。ここが銀行とは大きく違う所です。

そのため、日本政策金融公庫は日本に存在する企業の9割を占める中小企業こそ、日本経済のカギを握ると考え、銀行が貸し渋るような起業したての企業者などにも積極的に融資を行っていきます。

とはいえ、簡単に融資をしてくれるわけではないので、綿密な事業計画の提出が必要です。

日本政策金融公庫のメリットとデメリット

メリット・デメリット

ここからは日本政策金融公庫で融資を受けるメリットとデメリットについて解説していきます。

銀行に比べて低金利

日本政策金融公庫でローンを組む際にメリットとして大きいのが、銀行と比べて金利が低いことです。

たとえば、100万円の融資を受ける場合は、日本政策金融公庫で借りた場合はおよそ「年2.0%」の利息です。それに対して銀行の場合は、利息は「年10%」を超える場合がほとんどとなります。

また、消費者金融に関しては「年18.0%」の利息が必要なので、どれほど日本政策金融公庫が低金利かが分かると思います。

銀行などの融資がダメでも、審査が通る可能性がある

日本政策金融公庫の特徴として、「審査の可決率が高い」というものがあります。そのため、実績が少ない起業家や個人事業主であっても、融資が受けられる可能性があります。

本来、こういった人たちは収入が不安定だと考えられ、銀行などでは融資を受けにくいです。 しかし、日本政策金融公庫はこういった「中小企業や個人事業主」の資金不足を解消するためにあるので、積極的に融資を行ってくれます。

事業のアドバイスを受けることができる

日本政策金融公庫では、融資や事業についてのアドバイスをしてもらえます。このことは日本政策金融公庫の基本理念でも明示されており、かなり親身にコンサルティングを行ってくれます。

また、日本政策金融公庫には専属の税理士や中小企業診断士も在籍しています。様々な疑問や質問を無料で相談することができます。

審査に日数がかかってしまう

日本政策金融公庫の審査にかかる日数は、銀行などと比べて長いです。銀行などでは大体1週間程度で融資が実行されます。それに対して、日本政策金融公庫では3週間から1ヶ月という期間がかかります。

日本政策金融公庫では預金の受け入れ業務を扱っていないため、メインバンクの通帳や決済状況、毎月の収支、資金繰りの状態などを全て確認しなければならないため、融資までに時間がかかります。

保証人が必要となる

日本政策金融公庫を利用する場合、保証人が必要となります。 こちらは保証人不要の制度もあるのですが、対象になるかどうか確認が必要です。

日本政策金融公庫で融資を受けるコツ

ここからは、不動産投資の場合でも日本政策金融公庫で融資を受けられるのかということと、融資を受けるためのポイントについて解説していきます。

不動産投資でも融資を受けられるのか

不動産投資であっても、日本政策金融公庫で融資を受けることは可能ですその際の条件ですが、下記のようになっています。

  • ・不動産賃貸事業であること(個人でも可能)
  • ・担保があること
  • ・公共料金や税金に未払いがないこと

まず「不動産賃貸事業であること」という条件ですが、日本政策金融公庫は原則として投資目的の融資は行っていません。

そのため、不動産投資で融資を受けるためには、家賃収入を得る不動産賃貸事業として申請することが必要です。この場合、個人でも事業と見なされ申請することができます。 また、担保が必須と考えた方が良いです。公共料金や税金についてですが、これは日本政策金融公庫が政府系金融機関であるため重要視されています。

融資を受けるための2つのポイント

ポイント

ではここからは日本政策金融公庫で融資を受けるためのポイントについて解説していきます。

まずは小口融資で審査を受ける

借入の実績を作るという意味でも、初回の融資申し込みは300万円程度の小口融資にした方が良いと考えられます。

初めて融資を申し込んだ場合は、通常の申し込みよりも慎重に審査が行われるため、いきなり大口融資を申し込むのではなく、小口融資からコツコツと信頼関係を築いていくことを目標にした方がいいです。

審査担当者のプレゼンテーションを手伝う意識を持つ

審査の窓口である審査担当者は、その人自身が全ての決済権を持っているわけではありません。決裁権限を持つ上司に審査内容を報告しなければなりません。

その場合に審査担当者がスムーズにプレゼンテーションできるよう、資金用途や決算書などについて分かりやすく伝えておく必要があります。そのため、事業計画書は分かりやすく丁寧に作成しておくのがベストです。

融資を受けるまでの手順

手順

日本政策金融公庫で融資を受ける際の手順は、下記のようになっています。

申し込み→面談→審査結果通知→着金

まず、融資希望者がすることは担当者との面談になります。提出した資料を元に、融資を判断するための様々な質問を受け、審査が進んでいきます。

ここで重要になることは「希望している融資が計画的に行われてきたものかどうか」という点が焦点になってきます。事業計画をきちんと進めてきた人にとっては比較的審査が通りやすいですが、そういった準備をしていない人の場合は審査に通るのは難しいです。

そのため、日本政策金融公庫に行くまでに入念に提出資料を作成しておくのが重要になります。

日本政策金融公庫の審査が甘いと言われる理由

日本政策金融公庫の審査は、銀行などの審査に対して「甘い」と言われています。ただ、もちろん前述のように「提出書類をきちんと作成していなかった」などの場合は審査には落ちてしまいます。

しかし、日本政策金融公庫は「個人事業主・中小企業を支える」ということが理念として掲げられており、銀行では融資を受けにくい人でも積極的に融資を行っています。「日本政策金融公庫の審査が甘い」と言われている理由の一つだと考えられます。

たくさんの金融機関のうちで、個人事業主・中小企業に対して融資を行ってくれる金融機関は4つあり、その中でも最も個人事業主・中小企業に対して融資を行っているのが日本政策金融公庫です。

まとめ

日本政策金融公庫は正に、起業したての企業者や中小企業の救世主ともなりうる機関です。そのため、一般的には「審査が甘い」と言われています。

しかしこれは、誰にでも甘いというわけではなく、きちんと計画的に準備を行ってきた人にとって甘いと感じるということであって、何の準備もしていない状態で申し込みをしたとしても審査には通りません。

そのため、日本政策金融公庫から融資を受けようという場合は、事前調査に多くの時間を割いていただけたらと思います。一つ一つの書類作成に丁寧に取り組むことによって、審査に通ることができる可能性が高くなってきます。

融資のポイントを押さえておくことによって、低金利のローンで事業をすることが可能になるので是非融資を必要とする際は検討してみてください。

日本政策金融公庫
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