全国にネットワークを持つ都市銀行のローン審査について解説

不動産などを購入する場合に、自己資金だけでは足りない場合には、金融機関でローンを組むことになります。そして銀行のローンを検討する人が多いと考えられますが、銀行には「地方銀行」と「都市銀行」があります

この記事では都市銀行をメインに、地方銀行との違いや審査の特徴について解説していきます。

不動産購入のローンと審査の項目は以下の記事で詳しく知ることができます。

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不動産ローンを組むなら知っておきたい本審査に必要な書類と入手方法

1.住宅ローンを組むなら都市銀行と地方銀行のどちらがいいか

住宅ローンを組むなら都市銀行と地方銀行のどちらがいいか

都市銀行や地方銀行から融資先を選ぶことができるため、借りる側は様々な条件を精査して借りることが可能になります。

ただ、選択肢が多く存在する反面、調べれば調べるほど、どこから融資を受けたらいいのか分からなくなってしまいます。

そこで、ここからは都市銀行と地方銀行、それぞれのメリットについて解説していきます。

1-1.都市銀行のメリット

都市銀行の大きなメリットは「大口の融資が得意」という点です。

また、全国に支店があるため、複数の都道府県にまたがって営業をしている企業の場合は余計な手数料を払うことなく銀行を利用することができます。大きな資金力を持っているため、地方銀行ではできないようなサービスと規模で融資を受けられるわけですね。

また、都市銀行は取引先への信用力も高いため、対外的なアピールにも非常に効果的です。ただ、その分利用者にも全国水準が求められるため、融資の審査は厳しくなってきます。

1-2.地方銀行のメリット

地方銀行のメリットは「融通が利きやすい」という点です。

借り入れ可能額は少なめなものの、地方独自のサービスなどもあり、相談もしやすいという特徴があります。融資を受ける際は借入期間が長くなってくるため、銀行と密に連絡が取れるというのは魅力的です。

また、協会保証付き融資(マル保)を受けやすいというメリットもあります。地方銀行は都道府県内だけの活動であれば、十分メインバンクとしての利便性に優れているといえます。

2.三菱UFJ銀行住宅ローンの審査の特徴

三菱UFJ銀行住宅ローンの審査の特徴

日本で最も住宅ローンを融資している都市銀行は、三菱UFJ銀行といわれています。そのため、ここからは三菱UFJ銀行の審査について解説していきます。

個人信用情報に厳しい

これは三菱UFJ銀行に限らず、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行などの都市銀行にも共通することですが、個人信用情報にかなり厳しいです。

もちろん返済履歴にはよるのですが、過去の借り入れの返済などが滞っていた場合、一部上場企業に勤務していたり公務員であったりした場合でも、ほぼ審査は通りません。

具体的には下記に当てはまると、自己情報の異動が登録されることになります。いわゆるブラックリスト入りですね。こうなるとほぼ確実に審査に落ちることになります。

  • ・自己破産などの金融事故を起こしたことがある
  • ・すでに複数から借り入れを行っており、負債を抱えている
  • ・借り入れの支払いが滞っている
  • ・会社の経営状態が危険な状態である
  • ・納税の義務を怠っている

妻がアルバイトやパートをしていた場合、収入合算ができない

融資を受ける場合は、収入によって借りられる額が変わってきます。そこで夫婦の場合は、夫が融資を受ける場合に妻の収入を合算することが可能です。

しかし、この収入合算には条件があり、妻がアルバイトやパートをしていた場合は収入合算をすることができません。つまり、収入合算をするためには、妻が正社員である必要があります。

さらに、妻が正社員であっても、収入合算できるのはメインの債務者(夫)の収入の半分までとなっています。

たとえば、夫の収入が年収500万円だった場合は、妻の収入が年収500万円だったとしても、夫の半分の250万円しか合算できません。

つまり、この場合は算定基準となる収入は750万円となります。

事前審査は点数制となる

三菱UFJ銀行の住宅ローン審査は点数制で行われています。年齢・勤務先・収入・勤続年数・希望借入額を独自の機械に打ち込むことで点数が出てきます。 

この点数が一定以下になってしまった場合、融資は不可になります。なお、三井住友銀行やみずほ銀行の事前審査でも点数制が導入されています。

事前審査では「返済能力」について主に審査されます。一定以上の返済能力が担保されてから初めて、本審査へと進めるようになるわけです。

具体的にどのような基準で返済能力を測るのかというと、

  • ・他にローンなどの借り入れがあるか
  • ・信用力に問題がないか
  • ・返済負担率が条件を満たしているか

などを勘案しながら算定していきます。

返済負担率というのは、年収に対する年間の返済額の割合のことをいいます。たとえば、フラット35の場合、「年収400万円未満は30%以下」とされており「年収400万円以上は35%以下」となっています。

スコアリングをすることができる

スコアリングとは、事前審査の前に、機械に客の情報を入れることで「希望額が借入可能額か」などが分かるというものです。

ただし、これは一般の人が店舗に行って直接お願いしてもできません。不動産業者が住宅ローンセンターと取引がある場合、不動産業者経由でスコアリングをすることができます。

スコアリングで分かることは「希望額が借入可能額か」や「(承認が下りる前提で)優遇金利がいくらか」といったものです。逆にスコアリングで分からないことは「物件が融資可能なものか」や「個人の信用情報」になります。

繰り上げ返済手数料が0円となっている

インターネットで手続きを行うことによって、繰り上げ返済手数料が0円となります。これは三菱UFJ銀行だけではなく、多くの都市銀行が採用しています。繰り上げ金額の最低金額もないため、1円からでも繰り上げ返済をすることが可能です。

3.住宅ローンの種類と諸費用

住宅ローンの種類と諸費用

では、銀行から融資を受ける際にどのような金利の種類があるのでしょうか?
ここからは、金利の種類と特徴、住宅ローンにかかってくる諸費用について解説していきます。

3-1.金利の種類と特徴

住宅ローンの金利としては、下記の3つの種類が挙げられます。

変動金利型
変動金利型の図解

これは6ヶ月ごとに金利を見直すタイプの住宅ローンです。短い期間の金利を指標としていくので、相対的な金利は低くなっていく傾向があります。

 

全期間固定金利型

全期間固定金利型の図

ローンの全ての期間で金利が一定のものになります。フラット35などで採用されている金利の種類です。

 

固定金利選択型
固定金利選択型の図

一定の期間(3年、5年、10年など)を固定金利にして、その後は変動金利を選ぶか、そのまま固定金利を再度選択するか決めます。固定期間が長ければ長いほど、相対的には金利が高くなる傾向があります。

3-2.住宅ローンを組む際にかかる諸経費

住宅ローンでは借りたい金額だけそのまま借りられるわけではなく、様々な諸経費が発生してきます。

融資事務手数料

融資事務手数料とは、住宅ローンを組む場合に金融機関に支払う手数料のことです。2通りの支払い方法があり、定額で支払うものと、借入金の何パーセントかで支払うものがあります。

保証料

保証料は、もしも住宅ローンを借りた人が払えなくなってしまった場合に、保証会社から金融機関に住宅ローンを払ってもらうための費用になります。

ただし、保証会社に住宅ローンの費用を払ってもらったからといってローンが消えるわけではなく、今度は保証会社から費用を請求されることになります。

銀行側がこのシステムを取り入れるメリットとしては、保証会社を間に入れることで、返済の遅延を防いで計画通りにお金を回収することができるという点が挙げられます。

ただ、最近では保証会社を間に入れない金融機関も出てきていますが、保証会社を間に入れない金融機関の方が諸費用が少なくなるかというとそうでもありません。保証会社を使わない場合は、その分、事務手数料が多くかかるので、総額としては大きな差はありません。

団体信用生命保険

住宅ローンの契約をする際に、併せて団体信用生命保険に加入するのが一般的となっています。
こちらはローンの返済中に死亡したり重い障害を負ってしまった場合に、保険会社が住宅ローンを全額払ってくれるという内容になっています。

以下の記事では、不動産投資でローンを利用する際に必要な自己資金について解説していきます。

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4.まとめ

都市銀行は、
「低金利で融資を受けることができる」
「申し込みから融資決定までのスピードが早い」という点に加えて、
「対外的な信用を得られる」
「全国どこでも取引ができる」
というメリットがあります。

ただその分、融資の審査は厳しくなっているという現状があります。もちろん一部のお金持ちにしか融資をしてくれないということではないので、都市銀行で融資を受ける際には慎重に手続きを進めていきましょう。

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