老後資金の貯め方とは!?30代にオススメの貯蓄・節約・資産運用術!

この記事を読んでいる方の中には

  • ・このまま会社勤務をしても給与が上がるわけでもないし将来が不安
  • ・「老後資金2,000万円」と言われているが、実際にはどれくらいの金額が必要か知りたい
  • ・老後資金についてどうやって貯めたらよいか良い方法を知りたい
  • ・老後資金を貯めるために、月どれくらい貯金に充てるべきか知りたい

という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

コロナで経済が悪化している今、年金の保証も安心できないので、将来の不安が大きい方が多いと思います。

そこで、この記事では、

  • 30代の貯蓄額と生活費
  • 老後に必要な資金の計算の仕方
  • 現在の、シニア層の生活費
  • 老後資金の貯め方
  • 金融商品、株・FX投資、不動産投資による資産運用
  • 副業
  • 節約の方法
  • 老後資金を貯めることに役立つ本やブログ
  • 貯蓄に役立つ生活費シミュレーション
  • 人生100年時代に生き残るためのスキルアップの方法

をまとめています。長い記事になるので、それぞれの章にもまとめをしています。
時間がないという方はまとめを先に読むこともおすすめです。

本業が忙しくて時間に余裕がないとしても、たとえ貯蓄がゼロであっても、この記事を参考にして行動に移すことが老後に向けた資産形成の第一歩となります。

1. 30代の貯蓄額と生活費

30代の貯蓄額と生活費

老後の資金計画について考えるために、30代の貯蓄額と生活費の統計を参考にしてみましょう。

貯蓄額
貯蓄額については、金融広報中央委員会が実施した調査「家計の金融行動に関する世論調査」のうち、世帯主年齢別の金融資産保有額のデータを参考にします。

それによると、30代の世帯の金融資産保有額は平均値が640万円、中央値が355万円となりました。

  • 平均値・中央値とは?
  • 平均値とは、複数の数値を全て合計したものを、数値の個数で割った値のことです。
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  • 中央値とは、複数の数値を小さい順に並べて、並べたもののうち、真ん中にある数値を指します。
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  • 例えば、1、2、8、10、14という5つの数字があるとします。
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  • この5つの数字の平均値は(1+2+3+10+14)÷5で計算され、6となります。
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  • また、この5つの数字の中央値は、左から3番目の数値となるため、3となります。

30代の世帯の金融資産額を見ると、中央値は平均値の半分程度であることがわかります。30代は働き盛り・子育て世代であるため、教育費や住宅購入など現在の生活で手一杯という人が多く、なかなか貯蓄ができない様子がみてとれます。

そのため、30代の金融資産保有額は、中央値のほうが現実的に感じられる人が多いのではないでしょうか。

生活費
生活費については、総務省統計局が実施した家計調査(2020年)のうち「世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(二人以上の世帯)」を参考にします。

それによると、世帯主が30~39歳の世帯の支出は26万7,618円となりました。支出の内訳は以下の通りです。

項目 金額
食料 7万1,438円
住居 2万3,208円
光熱・水道 1万9,255円
家具・家事用品 1万3,045円
被覆及び履物 1万1,472円
保健医療 1万1,515円
交通・通信 4万2,785円
教育 8,398円
教養娯楽 2万6,320円
その他の消費支出 4万183円

特に多い出費は食料、2番目に多いのは交通・通信、3番目に多いのはその他消費支出となりました。その他消費支出の内訳としては、交際費や理美容に関する出費などがあります。

なお、出費の内訳に関してはあくまでも平均的な数値であるため、家庭によって出費が増える項目があります。例えば、家賃や住宅ローンの費用が多いケースや、家族の人数が多く、食料の出費が増える場合もあるでしょう。

自分の家庭ではどの出費が多いのかという点に着目して、節約できる項目から節約を始めることが大切です。

  • <この章のまとめ>
  • 30代は定年を迎えるまでは十分な時間があります。毎日の生活費の内訳を把握して、節約ができる部分は節約しましょう。また、節約で抑えられた出費を資産運用に回すことで資産の形成につなげられます。
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  • 老後の資金を貯めるためには、早い段階で資産運用を始めることがポイントです。

2.老後に必要な資金はいくら?

老後に必要な資金はいくら?

老後に必要な資金は以下の計算式で求められます。

・1か月の生活費の不足分×12か月×20~30年

つまり、老後における1か月間の収入と支出を知り、その不足分がわかれば、老後に必要となるおおよその資金の額がわかります。

そこで、現在のシニア世代の生活費について調べてみましょう。

2-1.現在のシニア世代 毎月の生活費は約24万円

現在のシニア世代の生活費は、総務省統計局 家計調査(2020年)「世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出」のデータを参考にします。

それによると、65歳以上の世帯の消費支出は1か月当たり24万1,724円となり、およそ24万円となります。

次に、高齢者世帯の所得について、厚生労働省が公表している「2019年 国民生活基礎調査」を参考にします。それによると、夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦である高齢者世帯の所得は312万6,000円となりました。

なお、この所得には働いて稼いだ所得である「稼働所得」が72万円含まれています。つまり、稼働所得を除くと約240万円となり、働かない場合、1か月当たりの所得は約20万円となります。

つまり、所得20万円から支出24万円を引くと1か月当たりの不足額は4万円となります。1年間では48万円不足し、20年間では960万円、30年間では1,440万円が不足する計算です。

このことから、30代の場合、老後までに貯蓄しておく金額は1,500万円が目安となります。1,500万円の貯蓄があれば、老後の30年間の不足分をカバーすることができます。

なお、政府は老後の資金として2,000万円必要であるとの試算を出しましたが、老後に余裕を持った生活をしたいのであれば、2,000万円の貯蓄があれば安心です。

2-2.高齢社会においては、資産形成の方法を身につけて実践しよう

老後2,000万円問題」を皮切りに、老後に必要な資金は年金だけに頼らず、自分自身で資産運用をしていくことが強調されるようになりました。

30代は結婚、妊娠や出産、子育てに費用がかかるほかにも、マイホームを購入するための住宅資金も必要となります。

そのため、子どもありの世帯や夫婦のみの世帯はもちろんのこと、結婚を控えている独身もお金がかかります。仕事で稼いだ給料を貯金するだけで資産形成をおこなうのは難しいといえます。

また、30代は気力と体力が充実しており、一生懸命に働ける世代でもありますが、それゆえに無理をしてまで働いてしまうこともあります。場合によっては、突然体調不良に見舞われたり、けがをしたりすることもあるでしょう。

いざというときに備えるためにも、30代から資産形成の方法を理解し、実践することが大切です。資産形成のノウハウを積み重ねていけば、老後に向けた資産形成をおこなうことも十分に可能となります。

3.老後資金の貯め方

老後資金の貯め方

老後資金を貯める場合は、老後資金の目標額を決めておきましょう。政府は老後に必要な資金は2,000万円との試算を出していますが、目標金額はこの金額にこだわらず自由に設定して差し支えありません。

目標金額を決めておくことによって、目標を達成するための計画を立てることができ、それに基づいて資産運用をおこなえば、目標を達成しやすくなります。

30代は生活費をはじめとして、住宅ローンや教育費などなにかと出費の多い年代でもあります。そこで、近い将来に必要とする資産と老後に向けて取り組む長期運用のための資産を分けておき、老後の分に関しては長期的な視野を持って資産を運用していくことがポイントです。

3-1.金融商品を利用する

堅実に資産運用をおこなうなら、金融商品が適しています。金融商品にはさまざまなものがあるので、それぞれの金融商品の特徴を理解し、自分自身に合った金融商品を選んで資産形成をおこないましょう。

保険商品

保険商品を利用するメリットは、保険に契約した時点で大きな保証を受けられる点です。例えば、終身保険は一生涯にわたって死亡保障を受けられますが、途中で解約すると解約返戻金を受け取ることができます。

また、保険商品は、保険の契約中にがんなどの病気にかかった場合は保険料の払い込みが免除される「保険料払い込み免除制度」があります。思わぬ事態に備えるなら保険商品の利用が適しています。

主な保険商品としては以下のものがあります。

種類 内容
終身保険 一生涯にわたって死亡保障を受けられる保険です。途中で解約すると解約返戻金を受け取ることができます。
個人年金保険

現役世代の間に定期的に保険料を支払い、60歳または65歳以降に保険金を受け取ることができる保険です。保険商品を利用して、退職後の生活資金を確保できます。

個人年金保険には円建ての商品と外貨建ての商品があります。外貨建ては為替の変動によって年金を多く受け取れる可能性がある一方、元本を割り込む可能性もあるので注意が必要です。

養老保険 保険期間中に死亡保障がついているほか、満期になると満期保険金が受け取れます。死亡保障に加えて貯蓄性のある保険のため、他の保険商品と比べると保険料は割高となっています。

個人貯蓄

個人貯蓄とは、会社が提携している金融機関に、毎月の給与やボーナスからの天引きで貯蓄する金融商品です。個人貯蓄には以下の3種類があります。

種類 内容
財形年金貯蓄

老後に年金として受け取るための貯蓄です。利用できるのは契約時に55歳未満であることです。5年以上の積み立てが必要となります。

受け取りは60歳以降で、5~20年の範囲で受け取る期間を決められます。

財形住宅貯蓄 住宅資金向けの貯蓄です。利用できるのは契約時に55歳未満であることで、5年以上の積み立てが必要です。住宅購入やリフォームの前後に合わせて2回まで払い出しを受けられます。
一般財形貯蓄 使用目的が自由な貯蓄で、会社員であれば申込時の年齢制限はありません。3年以上積み立てする必要がありますが、払い戻しは貯蓄を始めてから1年を過ぎたらおこなえます。

投資信託

投資信託とは、資金の運用をプロに任せられる金融商品で、分散投資でリスクを抑えながら運用されます。商品によっては運用益に応じて分配金を受け取れるものもあります。

資産運用をおこなってみたいけれど、運用に自信のない初心者に適しています。1万円程度の少額から始められるので、資産運用のハードルが低い点も特徴です。

ただし、資産運用をプロにおこなってもらう金融商品であるため、原則として手数料がかかります。

iDeCo(個人型確定拠出年金)

年金を自分で作る制度です。金融機関に専用の口座を作り、運用する金融商品を自分で選んで、毎月積み立てをしながら運用します。運用は月々5,000円からおこなえます。

引き出しができるのは60歳以降です。ただし、加入期間が10年未満の場合は、61~65歳の間でなければ引き出しすることができません。加入期間が短いほど引き出しできる時期は遅くなります。

掛金は全額所得控除されるので、節税することができます。また、金融商品を自分で運用するので、ある程度の金融知識が必要です。金融商品を運用する以上、元本割れのリスクがある点にも注意しましょう。

なお、iDeCoは60歳になるまでは引き出すことができません。余裕資金で運用しましょう。

つみたてNISA

長期投資を目的とした金融商品で、分配金の利益や金融商品を売却したときの利益に税金がかからない点が特徴です。

購入できる金融商品は一定の投資信託で、年間で40万円まで購入できます。投資できる期間は、もともとは2037年まででしたが、令和2年度税制改正で2042年まで延長されることが決まりました。

メリットは少額で始められること、運用資金をいつでも引き出せることです。

デメリットは損失が出た場合、他の金融商品の利益と相殺する「損益通算」ができないこと、また、損失を翌年に繰り越す「繰越控除」もできない点です。そのほか、つみたてNISAは購入できる金融商品が限定されています。

選び方のポイント・注意点

  • 資産運用についての知識が少ない場合は、投資信託のようにプロに運用してもらえる金融商品が適しています。また、ある程度の資産運用の知識があれば、金融商品を自分で選べるiDeCoを選んで運用すると良いでしょう。

上記で紹介した金融商品は、老後の資産形成に適したものであり、原則として60歳を過ぎてから引き出すことを前提としています。中にはiDeCoのように60歳まで一切引き出せない金融商品もあるので、金融商品に投資する前に確認しておきましょう。

万が一の出費に備えたい場合は、つみたてNISAのように途中で引き出せる金融商品を選ぶことも一つの方法です。

なお、金融商品を運用する以上、元本割れが発生し、投資した金額に対して損失となる場合があります。

できる限り損失を抑えたい場合は、投資信託などのようにリスクを抑えた金融商品を利用するか、個人貯蓄のように元本割れが発生しない金融商品を利用しましょう。

3-2.株・FXの投資をする

老後に向けた資産形成のために株やFXに投資する方法があります。

株とは、企業が発行している株式のことで、株式投資では株式を売買しながら資産形成を目指します。

FXとは、ドルやユーロ、円など世界の通貨を売買する取引のことです。

基本的には株式、または通貨を安く買い、値上がりした時点で高く売ることで利益が発生します。

株式の価格である株価は大きく変動することがあるため、大きな利益を得られることがある反面、大きな損失が生じてしまうことがあります

また、外国の通貨の価格が決まる為替相場も大きな変動が生じやすい点が特徴です。それに加え、FX取引においては、元手となる資金である「証拠金」が少なくても多額の取引ができる「レバレッジ」を使うことが一般的です。

そのため、FXも株式の取引と同様に大きな利益が生じる反面、大きな損失が発生することもあります。

特に、外国為替の相場は急激な値動きが発生しやすいため思わぬ損失が発生することもあり得ます。株式取引も急激な値動きが発生することがありますが、初めておこなう場合は、FXよりも株式の取引の方が無難です。

ただし、株式の取引も思わぬ損失が発生する場合があるため、初めての場合は数万円単位など、できる限り少額で取引を始めることをおすすめします。

3-3.不動産投資をする

不動産投資は軌道に乗ると毎月安定した家賃収入が得られます。先の項目で説明した株やFX投資と比べると予期できないリスクが少ないため、ミドルリスク・ミドルリターンの投資方法といえます。

  • 不動産投資のメリットは、安定的な家賃収入が得られるほか、所得税や住民税が減免される場合がある点です。

例えば、不動産投資を始めたばかりの年は、入居が少なく赤字になることがありますが、不動産所得は給与所得と合算できるため、不動産投資の赤字を利用して節税することが可能となります。

そのほか、減価償却費を計上することで利益を押し下げ、節税することもできます。減価償却費とは建物の価格を耐用年数で割ったものであるため、比較的まとまった費用を計上できます。

不動産投資のデメリットは、さまざまな手間がかかることです。例えば、年に1回おこなう確定申告やトラブルが発生した場合の対処、建物を長持ちさせるための定期的なメンテナンスなどがあります。

なお、トラブルの対処や建物のメンテナンスに関しては管理会社に依頼することもできます。ただし、管理会社に依頼する場合は管理費がかかります。

そもそも、サラリーマンをしながら物件を管理することはほぼ困難であるため、管理会社に依頼する方が確実です。

不動産投資の方法としては、アパート経営や区分マンションの経営などがありますが、いずれもまとまった資金が必要であり、金融機関から多額の借り入れをしなければなりません。

初期投資額や借入額を抑えて不動産投資を始めたい場合は、駐車場経営や自動販売機の経営などがあります。

そのほか、「J-REIT」に投資する方法もあります。J-REITとはマンションやビルなどの大型物件に投資するために、不動産投資会社が投資家から資金を集めて不動産を購入し、投資金額に応じて投資家に分配金が支払われる金融商品です。

J-REITは不動産投資の手間がかからないうえに分配金が支払われるため、不動産への投資としては効率的な方法といえます。

3-4.副業をして稼ぐ

そのほか、副業をして稼ぐ方法もあります。働き方改革によって副業を認めている企業も増えているので、収入を増やすために副業も検討してみましょう。

主な副業としては以下のものがあります。

種類 内容
アルバイト 「Wワーク 副業」で検索し、フードデリバリーなど、短時間でできるアルバイトを探す
クラウドソーシング 記事作成、動画編集、翻訳、データ入力、文字起こしなど
講師 得意分野での経験を活かす。プログラミング、パソコン教室、語学、DIY、料理など
せどり オークションサイトやフリマアプリで商品を販売する
ブログ ブログ、アフィリエイトで商品を紹介して販売、またはこれらを運営しながら広告収入を得る
シェアリングサービス 所有している車や自転車、駐車スペース、アパートの一室などをシェア

3-5.節約してお金を使わないようにする

老後の資金を貯めるためには、収入を増やすこと、そして支出を減らすこと、これら2つを組み合わせることがポイントとなります。

収入を減らし、支出を減らせばお金が浮くため貯蓄に回せますが、収入のうち、どの程度の割合を貯蓄に回せば良いのでしょうか。

金融広報中央委員会が実施した調査「家計の金融行動に関する世論調査」において、「年間手取り収入からの貯蓄割合」という調査があります。それによると、30代の世帯の貯蓄割合は以下の通りとなりました。

貯蓄額 割合
5%未満 8.8%
5~10%未満 19.4%
10~15%未満 14.8%
15~20%未満 6.4%
20~25%未満 8.5%
25~30%未満 2.5%
30~35%未満 4.9%
35%以上 4.2%
貯蓄しなかった 19.1%
無回答 11.3%

最も多かったのは5~10%未満、2番目に多かったのは「貯蓄しなかった」、3番目に多かったのは10~15%未満です。

30代は結婚、子育て、教育、住宅資金と多くの出費が発生することから、貯蓄そのものが難しいことは理解できます。

しかし、老後のことを考えると、収入を増やすか、または支出を減らすかしながら貯蓄をおこないたいところです。

遠い昔、現在のイラクにあたる地域に「バビロン」という都市があり、そこに住む大富豪は「収入の10分の1を貯金せよ」という言葉を残したといわれています。それを踏まえ、貯蓄をするなら収入の10%を目標にしましょう。

金融広報中央委員会が実施した調査を参照すると、10%前後の貯蓄をしている人が多いことがわかります。可能であれば収入の15%程度を貯蓄し、難しい場合であっても収入の5~10%は貯蓄しておきましょう。

3-6.節約の方法5つ

節約する方法として5つの方法を紹介します。全て実行できればベストですが、複数の方法を組み合わせることによっても節約の効果が期待できます。

買い物は週に1回

買い物の回数が減ると余計な買い物が減るため、結果として節約につながります。あらかじめ1週間分の献立を考えておくと効率的に買い物ができます。 食料品を買うイラスト

家計簿アプリを使って管理する

家計簿アプリを使うと収入に対する支出の状況が一目でわかるため、使い過ぎている場合は自然と支出を抑えやすくなります。

また、家計簿アプリの中には食費や交際費など、項目別に予算を設定できるため、予算オーバーしないようにお金を使う習慣が身につき、節約へとつながります。

スマホを使用している人物のイラスト

衝動買いをしない

欲しいものがあるとついつい買ってしまう、という人は意外と多いのではないでしょうか。しかし、衝動買いを続けていると、知らず知らずのうちに支出が増えてしまいます。

買いたい物がある場合は直感的に買おうとせず「本当に必要かどうか」という視点を持ち、一歩引いた目で見ることを心がけましょう。冷静に考えると、本当に必要なものではなく、買わなくても良かったということに気がつくはずです。

ショッピングのイラスト

保険など、固定費の見直し

節約の効果が高いのは、保険など毎月定期的な支出となる「固定費」を見直すことです。

例えば、保険の場合、安心のためにと充実した内容の保険に加入することがありますが、満期金や解約返戻金を受け取れる貯蓄型の保険は保険料が割高です。

一方、掛け捨て型の保険の中には、保険料が安く保証が充実している商品もあります。保険に使っていたお金を投資に回すことで、資産を増やしていくことが可能となります。

そのほか、固定費の見直しとしては、携帯電話を大手キャリアから格安SIMに乗り換えることや、電気代を抑えるために電力会社を切り替える方法もあります。

保険を確認するイラスト

自炊をする

自炊も節約に十分な効果が期待できます。外食すれば料理をする必要がなく、片付ける必要もないため手軽ではありますが、毎日のように外食をしていると出費がかさんでしまいます。

その点、自炊をすれば食費を抑えられます。自分で料理を作るのが面倒に感じる場合は、簡単に作れる料理から始める方法があるほか、何種類かのおかずはスーパーなどで買う方法もあります。

巣ごもり生活が定着している時代こそ、自炊がおすすめです。

自炊のイラスト

  • <この章のまとめ>
    節約するためのさまざまな方法について説明してきました。しかし、わかってはいるけれど実際にこれらの方法に取り組むのはおっくうに感じてしまうこともあるでしょう。
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  • 節約するためのモチベーションを高めるなら、節約を頑張っている同年代のブログをチェックすることが効果的です。そのほか、外出を控えめにして自宅で楽しく過ごす方法を見つけたり、お金のかからない趣味に取り組んだりすることでも節約ができます。

3-7.おすすめの本やブログを紹介

老後の資金を貯めるにあたって、おすすめの本やブログをまとめました。本やブログを読んで資金を貯めるモチベーションを高めましょう。

【おすすめの本】

『普通の人が老後まで安心して暮らすためのお金の話』

老後資金を貯めるためには節約が大切ではありますが、節約ばかりしていては気分的に疲れてしまい、その反動でお金を使ってしまうことも。この本では、節約のために我慢をするのではなく、楽しみながら人生を送ることを提案しています。

例えば、高い品物を買っても、長く使い続ければ長期的には安い買い物になる、という考え方や、保険の見直しなど、固定費を見直せば自然と節約できる、という考え方は参考になります。

 

『30代で1000万円貯める!共働き夫婦のマネー術』

この本では、30代で1000万円を貯めることは十分に可能と説明しています。

ある程度の貯金があれば生命保険は不要であること、貯金専用の口座を作って自動的にお金が貯まる仕組みを作ること、夫婦の収入・支出は一つの口座にまとめてお金の動きが見えるようにすることなどが書かれています。

老後資金を貯めるためにも、本に書かれているこれらの方法を実践してみましょう。

 

『30代からの資産運用攻略本 老後2000万円の資産作り実践編』

老後資金は2000万円必要といわれていますが、この本では2000万円の老後資金を投資しながら確保する方法について説明しています。

株式投資、FX、ETF、不動産投資のほか、つみたてNISAやiDeCoのように老後向けの資産形成に適している投資方法まで、幅広い投資方法の基本を紹介しています。

資産運用が必要な理由と、資産運用を成功させるコツについても説明しているので、資産運用に対する理解が深まります。

【おすすめのブログ】

『カケマネ 家計×投資で加速』

カケマネ - ズボラ主婦の家計管理と投資で資産運用 - ririna1.com

元浪費家で貯金を切り崩す生活を3年間経験したりりなさんが運営しているブログです。りりなさんは結婚3年目で2,000万円の貯金に成功しました。

ブログでは家計管理の方法や収入の増やし方、支出の減らし方、主婦に向いている投資の方法についてわかりやすく説明しています。2,000万円の貯金に成功した秘訣をブログから学んでみましょう。

 

『トミモツの家計簿』

トミモツの家計簿 - Just another WordPress site - tomimotsu.com

会社員のトモミツさんが運営しているブログです。トモミツさんは、自分では自覚していないものの、お金のやりくりがしっかりしているとのことです。平均的な年収でありながら、2020年末には給与所得だけで貯蓄額が2,000万円に達しました。

トモミツさんは「将来のために貯金をしたいけど出来ない!」と困っている人のためにブログを立ち上げました。資産を構築するための主な方法は株式投資で、配当金を受け取り、株主優待を活用し、コストを抑えながら生活しています。

株式投資は難しいイメージがありますが、トモミツさんのように配当金と株主優待を目的として資産を増やすことも一つの方法といえます。

3-8.おすすめの生活費シミュレーションアプリ

老後資金を貯めるために、収入を増やしつつ支出を抑えるには、生活費をシミュレーションできるアプリの利用が効果的です。

この項目ではおすすめの生活費シミュレーションアプリを紹介します。

『家計簿Zaim』

家計簿Zaim

家計簿Zaimは家計簿アプリとして利用できるほかにも、老後の生活費や住宅ローンなど、一生の間にかかるお金についてのシミュレーションもおこなえます。

「一生黒字プラン」で一生黒字でいられるかのシミュレーションをおこなうと、将来の資産グラフや収支年表が自動で作成され、将来、家計がどうなるかが一目で確認できます。

また、作成された家計簿に基づいて、資産額の目標を達成するにはどうすれば良いか、というアドバイスももらえます。例えば「貯金額をもう少し増やしてみましょう」というアドバイスがあります。アドバイス通りに行動することで目標額に達成しやすくなります。

なお、一生黒字プランはプレミアム会員向けの有料プランとなっています。

 

『Moneytree』

Moneytree

Moneytreeは、毎日のお金の管理ができる資産管理ツールです。AIが自動的に家計簿を作成し、資産の状況を表示するので、いつでも資産の状態をチェックできます。

また、Moneytree Growのサービス(有料)を利用すると、カテゴリ別に予算を設定できるので、無駄な出費を抑えられます。さらに、収支の月次レポートが配信されるので、収支の状況を確認できます。

月次レポートを利用しながら収支の改善を目指し、効率的な資産形成につなげていきましょう。

4.人生100年時代、30代はスキルアップの準備期間

人生100年時代、30代はスキルアップの準備期間

結婚や出産、子育てなどさまざまなライフイベントが訪れる時期である30代は、老後の不安はまだ実感できない時期といえます。

しかしながら、現時点でもお金や健康に関する心配はあるのではないでしょうか。それらの心配の延長線上にあるのが老後の健康とお金の問題です。

30代のうちに資金繰りについて考えておけば、「今」だけでなく「将来」の不安を軽減する効果も期待できます。人生100年時代の今こそ、元気な30代のうちに、今自分が人生でかなえたいことは何か、ということをリストアップしてみましょう。

そうすることにより、何にどれだけお金がかかり、それを実現するために「やるべきこと」が何かがわかります。

また、30代で準備しておくと良いスキルとしては以下のものがあります。

  1. パソコンスキル ⇒ エクセルやプレゼン作成など
  2. コミュニケーションスキル ⇒ 言葉遣いや心理学など
  3. タスク管理スキル ⇒ タスクの立て方、処理の仕方など
  4. お金の管理スキル ⇒ 貯金の仕方、資産運用など
  5. 人生を楽しむスキル ⇒ 習い事に通う、趣味を見つけるなど

1万時間の法則
「1万時間の法則」という言葉があります。「1万時間」という時間は、ある分野において一流になるためにかかる時間のことです。

ある分野のスキルを高めようとする場合、30代から始めるのは遅いかもしれないと感じるかもしれません。しかし、人生100年の時代においては、30代から新しいことを始めるのは決して遅くはありません

むしろ、新しいことに取り組みたいなら積極的にチャレンジしてみましょう。30代から新しいことを始めた場合、30代は学びのとき、40代は実践のときとなります。そして、50代以降は得たスキルで収入を得ることもできるため、30代で始めたことが強みとなる時期を迎えます。

得意な分野で稼ぐことは、充実感が得られる幸せな生き方です。人生100年時代が一般化するこれからの時代は、そのような生き方が主流になるのかもしれませんね。

まとめ

1.毎月の生活費がいくらかを把握し、無駄な出費を抑えた分は投資や貯蓄に回す

2.老後に必要な資金は、1か月の生活費の不足分×12か月×20~30年

3.資産運用や副業で老後資金を増やし、節約で老後資金をつくり出す

4.人生100年時代、30代は資産を増やす基礎を固める時期

30代は仕事とプライベートの両方が忙しいうえに、人生のライフイベントが目白押しとなるため、毎日の生活になかなか余裕が感じられないものです。

しかし、人生100年時代においては、30代は老後の準備を始めるのに最適な時期でもあります。計画的な資産形成を始めるなら、30代が絶好のタイミングとなります。

お金の見通しを立てておけば、できることとできないことの見通しも立てられます。また、資産形成の計画を立てて実際に資産運用を始めれば、老後の生活についての不安を減らせます。

精神的に豊かな老後を過ごすためにも、早速老後に向けた資産の形成を始めましょう。

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