不動産投資家について調べている人は、不動産投資家になりたい方、不動産投資家という仕事・職業に興味を持っている方だと思います。
不動産投資家とは、その名の通り不動産投資を仕事にしている人です。不動産投資家というとお金を稼いでいる成功者のように感じますが、当然、メリットもあればリスクもあります。
もし、あなたが不動産投資家になりたいと考えておられるなら、まず不動産投資家とはそもそもどんな職業なのか? どんなメリットやデメリットがあるのか? などをよく知った上で、自分が不動産投資家に向いているかどうかを判断する必要があります。
そこで、この記事では
- ・不動産投資家になることのメリットとデメリット
- ・大家との違い
- ・不動産投資家になるための心構えとポイント
このような不動産投資家の基本的な情報と共に、不動産投資家になるための手順や、成功に欠かせないメンターを探すために参考になるブログなどをご紹介していきます。
この記事を読み、不動産投資家という職業の理解を深めて頂ければと思います。
1.不動産投資家とは
1-1.不動産投資家とは
不動産投資家とは物件数に関わらずマンションやアパート、一戸建て住宅などの住居用物件や、オフィスビルなどを所有し、そこから賃料収入を得て生活している人の事をいいます。
不動産投資家になるという事は、お金をだしてプロに任せる投資とは異なり、不動産賃貸業という事業を行う事です。つまり「経営者になる」ということです。
事業を営む経営者になる以上、不動産賃貸業に関して、メリット、デメリットはしっかり理解して始める必要があります。
1-2.不動産投資家になるメリット、デメリット
不動産投資家になるメリット、デメリットをそれぞれ確認していきましょう。
1-2-1.メリット
不動産投資家になるメリットは数多くあります。
不動産投資家になる事によって賃料収入が入ってきます。しっかりと土台を構築し仕組みができれば、不労所得とすることもでき、自身の収入アップに繋がります。また、不動産という資産を保有する事で将来の年金対策や資産形成を行う事もできます。
不動産投資家としての収入で生活できるようになれば、サラリーマンとして会社に勤めることなく、リタイアすることもできます。
不動産投資家として成果をだす為に努力した勉強や経験も、不動産投資家になる事で得られるメリットといえるでしょう。経営者としての感覚も磨かれ、自分の夢ややりたい事を叶えるチャンスやスキルを得る事もできるでしょう。
1-2-2.デメリット
不動産投資家のデメリットとしては損失を抱える可能性があるという事です。賃貸経営を行っても入居者がおらず空室が続いて家賃収入が入らない事や、災害などの不可抗力による損失も考えられるでしょう。
不動産投資の運営自体がうまくいっていれば、デメリットを感じることはほとんどいないといっていいでしょう。
1-3.大家さんとの違い
大家さんも不動産を所有し、賃料収入を得ているという点で、不動産投資家と大きく違う点はありません。ですが、不動産投資家は土地や建物を持たずに、ゼロからスタートする人が多いので、ビジネス感覚をもって不動産投資に取り組んでいる人が多いといえます。
一方、大家さんというと、先祖代々の土地に家を建てて貸している場合もあれば、相続で手に入れた賃貸物件をそのまま管理しているという人が多くいらっしゃいます。その為、さらなる投資を重ねて収益をあげるというよりは、所有物件を自分で管理している場合が多くなります。
それに対して不動産投資家は自身でリスクを取り、さらなる投資をして利益を増やしていくという職業です。管理は管理会社に任せて、次なる投資先を探す為に時間をかけていくという思考の人が多くなります。
2.不動産投資家になっても失敗する人の特徴とは
不動産を購入したとしても、誰もが成功するとは限りません。失敗してしまう人も当然います。
大きな原因として3つの特徴や共通点があります。
・知識不足
不動産投資は知識の有無で何百万円も利益が出る事もあれば、損失が出てしまう事もあります。特に、金融機関から多額の融資を受けて投資するのであれば、知識不足が大きな損失につながるリスクがあります。
もちろん、自己資金だけで投資を進める場合でも、全くの知識不足では、不動産投資で成果を出すことは難しいです。
知識がないにも関わらず、初めて参加した不動産投資セミナーで言われるがまま物件を購入して、ローンを支払い続けてしまうなんて事も起こり得ます。
・事業、ビジネスであることを軽く考えている
不動産投資は不動産賃貸業という立派な事業になります。
銀行や金融機関からお金を借りて物件を買い、管理や運営は管理会社に任せれば利益を得られると簡単に考えているのであれば、失敗する可能性は高いといえるでしょう。
不動産の担当営業に言われるままに進めていけば、確かに物件を買う事はできるかもしれません。しかし、購入した物件が利益を生み出してくれるかはきちんとシミュレーションしなければ分かりません。また、購入した物件を、利益を生み出してくれる収益物件にする為に努力でなければ、どんな物件でも赤字物件になってしまう可能性があります。
不動産投資はビジネスであるという事をきちんと認識し、事業経営者としてそれ相応の努力をする必要があるという事を覚えておきましょう。
・計画性がない
不動産投資家を目指す人の中には、できるだけ短期間で稼ぎたいという人がいます。 早く稼ぎたいという気持ちは分かりますが、不動産投資は基本的に中長期的な投資になります。
長期にわたり家賃収入を得ていく事で資産を増やしていく事ができますが、短期間で稼ごうとすると購入と売却を繰り返し、売却益(キャピタルゲイン)を狙う手法になってきます。
売却益を狙う方法はリスクの高い投資手法でもあり、不動産会社のプロでさえ、相場を見誤って赤字を出し、借金を抱えて会社を倒産させてしまう事もあります。
投資初心者でいきなりキャピタルゲインを狙うのはほとんどギャンブルとなります。
3.成功する不動産投資家になるために
成功する不動産投資家になる為には、視点を少し変え、不動産投資家としての考え方を身に付ける事です。
3-1.メンターを見つけること
不動産投資家として成功したいのであれば、不動産投資家として成功している人をみつけ、その人のやり方を真似するのがおすすめです。
成功した人が経験してきた事、失敗してしまった事を調べ、参考にする事で、同じ失敗を繰り返す可能性を下げる事ができます。成功した人が発信している情報は、書籍やインターネットでいくらでも調べる事ができます。
初心者から成功するのであれば、自己流や自己判断で選択をせず、また色んな人の話を勝手に解釈したりせずに、この人だと感じた成功している人のやり方を真似してステップアップしていくのが良いでしょう。
3-2.賃貸業に大切なこと
不動産賃貸業を営んでいく上で、重要なポイントが2つあります。
・自己投資
不動産賃貸業の場合、知識の有無で数百万円から数千万円といった利益の差が生まれる事があります。なので、自己投資は積極的に行いましょう。
不動産投資の本を買って勉強する、セミナーに参加して二次会で不動産投資家の仲間をつくる、コミュニティーや交流会に参加する、成功している有名な不動産投資家のコンサルティングをうけるなど、不動産投資を成功させるための自己投資は積極的に行って行きましょう。
そういった自己投資が、大きな利益を生むことに繋がります。
・決断力
不動産投資家になると、決断を迫られることが非常に増えます。なぜなら、不動産賃貸業は、ほとんどの業務を外注する事が多いからです。
外注で任せる場合、自分で実務がこなせるかよりも、指示を出しどうしていくかを決断し、その判断に責任を持つ必要があります。 自分の物件の退去が決まった際に、
- 賃料はどうするのか?
- リフォームは依頼するのか?
- 新たな入居者の募集条件はどうするのか?
などなど、自分で責任を持って決める必要があります。 決断するには、経験や知識が不可欠です。なので、決断力をあげる為にも、自己投資、自己研鑽を怠る事があってはいけないのです。 とはいえ、初心者がいきなり決断力を持って、正解を導き出せるかというと難しい場合もあるでしょう。
その為、自分に適したメンターを持つことが非常に重要になります。すでに成果をだしている不動産投資家は、多くの失敗や行動を通して、経験値が蓄積されています。最短で成果を出したいのであれば、自分に適したメンターを持つ事が必須です。
そして、成功している不動産投資家は、それぞれのスタイルがあります。初心者の内から、たくさんの不動産投資家の良いところばかりを拾い集めようとせずに、この人だと決めた1人に絞って、やり方や考え方を学ぶのがいいでしょう。
4.自分のメンターを見つけるために参考になる不動産投資家ブログ
ここからはメンターになりうる不動産投資家の運営ブログをご紹介します。この中からでも構いませんし、自分で探しても構いません。ブログなど、成功者の記事やコラムを読むことによって、失敗やつまずきを踏まえて成功していく過程や、不動産投資家においての大事なポイントを学ぶことができます。
「勝ち組大家への道」
・20代で不動産投資家になりたい方におすすめ
「ニシオカの不動産投資 ~大家歴16 年間のノウハウ大公開~」
・現役サラリーマンにおすすめ
「赤井誠のゼロからの不動産投資と0円世界旅行 -元サラリーマン大家あかちゃんの不動産投資ブログ-」
・女性におすすめ
「主婦の私でも出来た月収130 万円「新築アパート」投資法」
・地方在住の方におすすめ
5.まとめ
- 1.不動産投資家になるという事は不動産賃貸業を営むという事になります。経営を行うことになりますので、事業のメリット、デメリットをきちんと理解するようにしましょう。
- 2.成功する不動産投資家になる為には自己投資と決断力が大切です。焦って成果をだそうとせず、きちんとした知識を得ていくようにしましょう。
- 3.初心者が独学で成果を目指すよりも、自分に適したメンターを見つけ、真似する方が圧倒的に成長スピードは早くなります。最短で成功したいと考えているのであれば自身の投資スタンスにあったメンターを見つけましょう。
- 4.自分に適したメンターを見つける為に、不動産投資家の書籍やブログを読み、この人という成功者を決めて勉強していきましょう。
不動産投資家になり経営をうまく行うことで、収入を手に入れ、自分のやりたい事をやる時間を手に入れる事ができます。その為には自己投資を行い、成長していく必要があります。最短で成功するために自分に適したメンターを見つけ、行動していきましょう。