近年、副業を解禁する企業が増えていることもあり、老後に備えて副業として不動産投資を考えているビジネスパーソンも多いと思います。
とはいえ、スタート前の知識ほぼゼロの状態では
- 「何から勉強すれば良いのか分からない」
- 「何から手を付ければ良いのだろう?」
と、不安な気持ちを抱く人も多いと思います。
一言に「不動産投資」といっても範囲は凄く広いです。いくら副業からはじめるからとはいっても、不動産投資家としてスタートするわけですから、最低限押さえておきたいポイントは知っておきましょう。
老後資金2000万円問題や終身雇用・年功序列の崩壊、人口減少をはじめとするネガティブなニュースにより、副業に対する関心は日々高まっています。そのなかで不動産投資は「手間がかからない」「収入が安定している」などの理由から多くのビジネスパーソン[…]
そこで今回の記事では、【知識ゼロから副業で不動産投資をはじめるなら最初にやるべき3つの必須ポイント】について、「法律を武器に戦う、格安物件プログラム」「再建築不可の建築実現プログラム」をなど、年間4,000人以上の方に不動産投資セミナーを開いている藤山大二郎が徹底解説いたします。
プロフィールページをご覧ください。
1.最低限の基礎知識を詰め込む
1つ目のポイントは、最低限の基礎知識を詰め込むことです。
よく
- 「副業レベルでやるとしたら何からやればいいのですか?」
と質問されることがありますが、副業だからといって勉強もせずにスタートすることは絶対に辞めてください。
1-1.副業だからといって脱サラと違うわけではない
- 「副業だから」
- 「脱サラを目指すレベルではないから」
- 「規模拡大を考えてはいないから」
と、スタート時点でも目標は人それぞれ違うとは思いますが、はじめる前の段階では、必要最低限の基礎知識を徹底的に詰め込む必要があります。
理由は、不動産投資の金額の大きさです。どんなに小さくても数百万の世界ですし、一般的なアパートを買うと数千万~億を超えてくる金額になります。それだけ大きな投資金額になるため、少し勉強したからといって気軽にはじめられるものではありません。
副業としてやる場合でも、脱サラを目指す場合でも一緒ですから、基礎知識は最低限詰め込みましょう。
1-2.まずは10冊から!書籍を最低100冊読もう
最低限の基礎知識を身につけるためには、不動産投資に関する書籍100冊を読んでください。そこからがスタート地点です。書籍の内訳としては、築古から新築まで、区分から一棟物件まで、色々な投資法について読みましょう。
購入戦略・ファイナンス・税務・不動産・売買……いろんな分野の本をまんべんなく100冊読むことで、徹底的に基礎知識を詰め込むことが本当に大事です。
「書籍100冊なんて読めない」という方でも、まずは最低10冊読むことからはじめてみてください。様々な専門領域の書籍10冊を読めば、幅広い最低限の知識は身につくと思いますので、まずは10冊読みましょう!
また、私のブログ「不動産投資の学校」にて、おすすめの書籍一覧をご案内させていただいておりますので、書籍選びの参考にしていただければと思います。
不動産投資を勉強する上で、大抵は本を読んで知識を身に着けます。私も投資の勉強は、まず本を読むことから始めました。 しかしながら、数ある不動産投資の本の中で、「どれを読んだら良いのか分からない」方も少なくありません。実際、私も「お勧めの本は[…]
2.効率よく体系的に知識を学ぶ
2つ目のポイントは、効率よく体系的に知識を学ぶことです。書籍を読む次に重要なアクションです。
2-1.不動産投資のセミナーに参加する
書籍を100冊読めば、かなりの知識をインプットできると思いますが、書籍100冊読むというのは、時間と労力もそれだけかかります。
なぜスピーディに知識を得ることが重要なのか。
副業として不動産投資をはじめる人の多くは、仕事の合間の限られた時間で学ばなければならないため、スピーディに知識を得ることも重要です。
そのためには、効率よく体系的に重要な部分をピックアップして学ぶ必要があります。
そこで私がおすすめしているのが、お金を払って不動産投資のセミナーやオンラインサロンに参加することです。
学校ではあらかじめ重要な点をピックアップして、解りやすく、学びやすい環境を整えているので最低限の時間で効率よく学べます。副業ではじめるにしても実際に空いている時間を使って効率的に学べるわけですから、セミナーやオンラインサロンなどで、自分にあったトピックを選択することも可能だと思います。
2-2.色々な人とつながる環境をつくる
基礎知識を身につけた後は、色々な人とつながる環境をつくりましょう。不動産業者や銀行、不動産投資のコミュニティなど、徹底して知識を身につけた上で、人とつながる環境づくりをスタートしてほしいと思います。
理由は、一人で考えて不動産投資をすると息詰まるからです。知識を詰め込んだ後、行動していく中で何かでつまずいた時、相談できる環境をつくっておくことが重要であったりします。修繕や保険など、人に聞けば解決することも多いですし、トラブルで悩む確率もかなり減ると思います。
3.小さい金額からはじめる
3つ目のポイントは、小さい金額の不動産投資からはじめることです。「なんとかなるだろう」と不動産投資を軽く考えて融資を組み、物件を購入する方は、ほぼ確実に後悔します。
3-1.現金で買える不動産投資から
副業からはじめる場合、知識が完璧ではない状態からスタートするケースもあると思います。例えば、書籍10冊を読んだ後、学校に通ってからはじめる場合です。
ここで注意してほしいのは、億を超える借り入れをしていきなり物件を買わないこと!
必ず、小さい不動産投資からはじめてください。できれば現金で買える戸健や小ぶりなアパートからはじめてほしいです。
- 「融資を組む=自己資金以上の投資」
なのですから、まずは融資を使わずに手元現金から不動産投資をスタートしてほしいと思います。
3-2.スタートは1000万円以下の現金で
最初の不動産投資で目安になる金額は、1000万円以下。おすすめは現金500万円あたりの金額ラインです。もちろん、これは副業でとりあえずはじめる場合に限ります。
現在、現金のない方は、たくさんいらっしゃると思います。現金ではじめようにも自己資金がないから融資を組むしかない方もいると思います。その場合、おすすめしたいのが、副業レベルではじめるのではなく、徹底的に勉強をしてからはじめることです。
副業であっても、規模拡大を狙うにしても、融資を組んで不動産投資をやる以上、買う物件の金額は相当な額になってきます。借り入れをするわけですから、必ず勉強してからスタートしましょう。
3-3.勉強する時間のない人は不動産投資を辞めた方がいい
私は現在、不動産投資のセミナーをやっております。ありがたいことに年間約4000人の方たちがセミナーに来られ、その中から約1000人の方たちと毎年個別面談をしています。
面談では
- 「どういう物件を買ってきたのか」
- 「どのくらい資金があるのか」
悩みや課題など、様々なお話しをしているのですが、面談をさせていただいた方の8割以上が今までの不動産投資に後悔をしています。
はじめての不動産投資で後悔しないためには、スタート前に、徹底的に勉強するしかありません。勉強する時間がない、もっと楽して稼ぎたいという人は不動産投資を辞めた方がいいです。絶対にやらないでください。必ず失敗します。
まとめ
1.最低限の基礎知識を詰め込む。副業だからこそ勉強が必要。
2. 効率よく体系的に知識を学べる学校に行く。セミナーやオンラインサロンなど、自分にあったスクール体系を選択する。
3.小さい金額からはじめる。億を超える借り入れをしていきなり物件を買わないこと。
いかがでしたか。
- 「副業だから気軽にできる」
- 「できる限り時間を使わずに効率よくやりたい」
といった方もいるかと思いますが、副業だから知識は浅くていいわけではありません!
簡単にはじめられるのが副業だと思っている方もいると思いますが、【数千万の利益が出る人】と【赤字になる人】と大きく二極化してくるのが不動産投資の世界です。この二極化を分けるものこそ、知識の有無です。
不動産投資は金額がとにかく大きいです。数千万~億単位のお金を投資する上で、知識が少なくて良いわけがありませんから、不動産投資をやっていきたい人は必ず勉強してください。知識を徹底的に身につけてからはじめましょう。これは私が自信をもっておススメする進み方です!
最後になりますが、私のYouTubeチャンネルでは実際に何百冊も本を読んだ経験と、自身の不動産投資の失敗を元に、すべて集約してお話させていただいております。ぜひ興味のある方は「フジさんの脱サラ投資家」チャンネルへ登録していただいて、不動産投資の知識を身につける機会になれればと思っています。