毎日使うから…トイレリフォームを再確認

住宅設備の中で最も傷みやすいのが水まわりの設備です。水は金属を腐食させ、プラスチックを劣化させます。また、水が起因する汚れも少なくありません。そのため、キッチンや浴室、そしてトイレは他の部分より老朽化が進みやすいと言えます。

そして、その中でも最も衛生に気をつけるべき設備がトイレです。

ここでは特にトイレのリフォームを取り上げ、リフォームの内容やアイテムの種類、注意点について紹介します。記事を読み終わる頃には、トイレのリフォームについて、より詳しくなっていることでしょう。

1.トイレリフォームの必要性について

1.トイレリフォームの必要性について

まずは、なぜトイレのリフォームが重要なのかを説明します。

1-1.快適性のアップ

日本のトイレの評価は海外でも高いです。ウォシュレットをはじめとした機能は、時に海外からの旅行者を驚かせます。

いっぽう、この様に快適なトイレは全ての住宅に設置されているとは限りません。古い建物では旧式の使い心地の良く無い便器が多く見られます。

そこで便器を新しい物に替えると、新機能が付くので快適性もアップします。トイレは毎日使う場所ですので、住生活の快適性向上に大きく寄与します。

1-2.衛生上の問題

便器をはじめとした衛生陶器は表面がガラス化しているので、汚れが着きにくい特性があります。しかし、いつまでも新品同様という訳にはいきません。

また、トイレの内装の床材や壁紙も古くなってくると、汚れに対しても弱くなってしまいます。

そこで床材や壁紙を含めたトイレのリフォームをすると、トイレの雰囲気や使い心地が一新するだけでなく、衛生の観点でも向上が見込めます。

特に最近では床材や壁紙も汚れに強い物がありますので、より衛生的にすることが出来ます。

1-3.古い住宅を取得した場合

古い住宅を取得した場合、設置してある住宅設備が古いことが多いです。そして、トイレも例外では無く、旧式の物が付いているケースがあります。その場合はトイレの使用感が今の住宅と較べて劣ってしまいます。

また、トイレが古いと衛生上も良く無い場合が考えられます。前述の様に、衛生陶器は汚れが着きにくくはありますが、それでも老朽化すると汚れやすくなるからです。

この様に、古い住宅を取得した場合は、使用面・衛生面からも、トイレのリフォームが望まれますリフォームして一新すると、快適性も向上します。

1-4.トイレでの転倒事故防止のため

今の住宅ではトイレに手すりが設置され転倒事故対策が取られていますが、古い住宅の場合では必ずしもそういった訳ではありません。特に、床の状態が悪く滑りやすい場合だと、一層危険度が増します

トイレのリフォームは安全対策としても有効です。

リフォームによって手すりを設置することで、事故の発生確率が減ります。また、お年寄りなど運動機能が低下した方々にとっても使い勝手が良くなります

2.トイレリフォームの内容

2.トイレリフォームの内容

次に、トイレリフォームの内容について述べます。

2-1.便器の交換

トイレリフォームの第一は便器の交換です。

便器は陶器製のため非常に長持ちしますが、長く使っていると、水が止まらなくなるといった故障も頻発して来ます。便座は、ウォシュレットの故障確率が上がります。

また、年を取ると運動能力が落ちて、「かがむ」「しゃがむ」などの動作をしづらくなり、使い勝手が悪くなります。その様な場合には、フタの電動開閉機能を付けるなどの対処ができます。

この様に、便器の交換は故障への対処だけでなく、使い勝手を良くする意味でも重要となるのです。

2-2.内装の変更

トイレのリフォームは便器の交換だけではありません。内装のリフォームも大切です。

トイレの内装は使っているうちに老朽化が目立つ様になります。一例としては、壁クロスの劣化による変色、傷が目立つなどです。また古い建物の場合、手すりなどを設置しているとは限りません。運動能力が落ちてしまった人には、使い勝手が悪い場合もあるのです。

内装リフォームで壁クロスや床材を交換すると、使い勝手が良くなります。また、手すりなどを設置することで安全性がアップします。

2-3.手洗いの追加

トイレに手洗いを別途追加することもできます。

トイレには手洗い一体式タイプもありますが、リフォームで手洗いを別に設置した方が使い勝手が良くなり、空間がスタイリッシュになるメリットがあります。特に今の手洗いは便利なだけでは無く、デザイン性にも優れます。

2-4.水道工事・電気工事

トイレリフォームは、便器の交換や手洗いの追加状況によって、別途水道工事や電気工事が必要となります。特に昔の家の場合はトイレにコンセントが無い場合もあり、ウォシュレットを新たに設置する場合は電気工事をしなければなりません

3.どんなトイレアイテムがあるのか?

3どんなトイレアイテムがあるのか?

次に、トイレアイテムについて説明します。尚、ここでは洋式トイレのみの紹介です。

3-1.便器

まずは便器です。便器は主に3種類あります。

組み合わせ型

便器の構成は、便器と便座、そしてタンクとなりますが、組み合わせ型は、この3点のパーツを組み合わせて構成した物です。

このタイプは便座やタンクは便器とは別になりますので、タンクも手洗いの有無を選べたり、ウォシュレットを着けるかどうかも選ぶことが可能です。予算に合わせて構成を組むことが出来るため、機能性と経済性のどちらを優先させるかも選べます

ただし、このトイレは別のパーツを組み合わせて作るため全体の形状が複雑です。そのため掃除の際には手間がかかるデメリットがあります

組み合わせ式トイレの図解

一体型

このタイプは便座タンクが一体となっている物です。そのため、トイレの形状が組み合わせ型よりも簡単で、掃除も比較的しやすくなっています。

ただし。このタイプは修理の点で不利です。例えばウォシュレットなどに不具合が発生した場合、一体となっているタンクも併せて交換しなければならないケースがあるからです。

一体型トイレの図解

タンクレストイレ

タンクレストイレは洗浄用の水を貯めるタンクの無いタイプです。デザイン性の高い形状が特徴です。

タンクレストイレのメリットは、形状がシンプルなため掃除も比較的しやすいことや、水を貯める必要が無いため連続使用が可能な点です。

しかし、このトイレの難点は価格が高いことです。また、内部の機能が複雑なため、故障時の対応の難易度が高くなります

タンクレストイレの図解

3-2.壁紙

次に壁紙について紹介します。壁紙はデザインのバリエーションが豊富で決めるのに迷うかも知れませんが、トイレに使うと便利な機能付きの物があります。ここでは、トイレリフォームに使うと便利な、壁紙に使える機能について紹介します。

汚れ防止

壁紙の中には表面に特殊な加工を施し、汚れが付きにくい物があります。

トイレ掃除のしやすさは、大きなポイントの1つです。しかし、汚れが着きにくい壁紙にリフォームすると、メンテナンス性が向上してより使いやすいトイレとなります。

消臭機能

壁紙には臭気が付きにくいタイプの物もあります。

壁紙に消臭機能があると、日常の使用感が良くなります。リフォームによって快適になる大きな要素と言えるでしょう。

調湿機能

トイレは湿度が高くなりやすい場所です。そのため、カビの発生が考えられます。

調湿機能を持たせた壁紙はこの様な湿度に対して有効です。壁紙のリフォームはカビ対策となるのです。

3-3.床材

次に床材について説明します。

クッションフロア

クッションフロアはシート状の床材で、カッターナイフなどで加工して貼り付けて使う素材です。施工性が良いのが特徴です。

また、クッションフロアは壁紙と同様に様々な機能を持たせている物もあります。特にトイレリフォームでは、キズに強い物や汚れの付きにくい物がオススメです。

フローリング

フローリングは天然木の雰囲気で室内を演出できる素材です。トイレのリフォームで使えば、室内の雰囲気も柔らかくなることでしょう。

しかし、基本的にフローリングは水や汚れにあまり強くありません。汚れを放置するとシミなどになる場合があります。

タイル

タイルは耐水性に優れ、汚れにも強いためメンテナンスも容易な素材です。また、デザインもバリエーションに富んでいるのは嬉しい点です。

フロアタイル

フロアタイルは樹脂製の床材で、クッションフロアの様に加工しやすく、手軽に使える素材です。フロアタイルにもキズが付きにくい物もあります。また、デザインも豊富で、木や石、タイルなど、様々な物があります。

3-4.手洗い器

トイレには手洗い器が一体になっている物がありますが、タンクの上についている点が難点と言えます。理由は、特に運動機能の低下した人は、「かがむ」動作が苦手になっている場合もあるからです。

その様な場合は手洗い器を別に設置する方法が有効です。

今では手洗い器にもセンサー付きの水栓を設置することも可能なので、手の力が弱くなった人にとっても、優しい手洗い器にすることも出来ます。

3-5.手すり

トイレは「座る」動作が必要ですが、この動作は体重移動の動作とも言えます。そのため、この「座る」動作は、「しゃがむ」「かがむ」といった動作が苦手となった運動機能の低下した人にとって、ハードルの高い動きと言うことが出来ます。そのため、トイレには手すりが必要です。

トイレの手すりは、握った具合が良いだけでなく、滑りにくく、冷たくなりにくい素材であることが望ましいです。木素材の他、プラスチックの良い物も出ているので、好みに応じて選ぶことが可能です。

3-6.タオル掛け

タオル掛けは後付けで壁に設置する物でも良いのですが、トイレ空間の一部として、リフォームの際に造りつけてしまうのも一案です。特に手洗いを新たに設置する場合に、併せて検討すると良いでしょう。

4.トイレリフォームの注意点

4.トイレリフォームの注意点

トイレリフォームの注意点について紹介します。ただ、以下に挙げる物の他にも現場特有の事情がありますので、リフォーム計画時には業者と良く相談をしましょう

4-1.足元が狭くならない様に

今のトイレは様々な点で進化しており、リフォームによって利便性が高くなります。設置の条件や配管の関係で、場合によっては足元のスペースが狭くなることもあります。ですから、交換するトイレの候補があがった段階で、現場での納まりを確認することが大切になります。

4-2.水道管の配置を確認する

トイレの設置には配管の位置関係が非常に大切になります。そのために配管の確認が重要です。

また、新規に手洗いを設置する場合などは、水道工事も増えるため、リフォーム計画時にはコストも含めた確認をするべきでしょう。

4-3.床材が汚れにくい様に

トイレの床材は雰囲気づくりに重要ですが、汚れなどのリスクも考えて選ぶ様にしたいものです。

また、床材選びの際にはメンテナンスの方法なども、あらかじめ確認するのがオススメです。

5.まとめ

1.トイレのリフォームは、その家の快適性をアップさせるリフォームです。リフォームによって得られるメリットは、快適性のアップ、衛生上の問題、古い住宅を取得した際の対処として、そして転倒防止などの安全対策などがあります。

2.トイレのリフォームは、便器の交換の他にも、内装の変更、手洗いの追加、水道工事や電気工事などがあります。

3.リフォーム出来るトイレアイテムはバリエーションが豊富です。便器の他にも内装など、様々な演出が可能です。

4.トイレリフォームの主な注意点は、足元のスペース、水道管の配置、そして床材に選定などの課題があります。

 

トイレリフォームは生活に密着した部分ゆえに、夢が広がると思います。しかし、様々な点での考慮が必要になります。情報収集、業者との相談などを密にして、より良いトイレリフォームとしましょう。

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